15.バレーボールの勝敗

問題

 6人制のバレーボールの試合は,2つのチームが4 セットの試合を行い,先に3セットをとったチームが勝ちとなります。ただし,両方のチームが2セットをとった場合は,5セット目を行います。それぞれのセットは,25 点ですが,5セット目だけは15 点になっています。(セットの勝敗は,先に25 点か15 点をとったチムが勝ちとなりますが,同点の場合は,連続して2点をとる必要があります。)
 次に示す新聞記事は,2010 年(平成22 年)12 月19 日に行われた全日本選手権の準決勝の結果を示したものです。男子は,「JT」と「サントリー」が,女子は「デンソー」と「東レ」が決勝に進んだことがわかります。(略)
 ところで,スポーツの中には,勝敗を決めるときに,バレーボールのように,いくつのセットをとったかで勝敗が決まるものと,野球やサッカーのように,得点の合計で勝敗が決まるものがあります。
 新聞記事の試合で,おしくも敗れてしまったチームに対して,次のような“はげましの言葉”をおくったとします。
 「試合には勝てなかったけれど,得点の合計では,みなさんの方が多くの点をとったのだから,みなさんの方が実力は上ですよ!」このはげましの言葉について,あなたはどのように考えますか?