問題
4年生全員で,伝統技術展の見学へ行きます。どうやって行けばいいのでしょう。
日時 | 7月 |
場所 | 荒川スポーツセンター |
人数 | 4年生 106人 |
都バス | 70人乗り(うち座席 25名分) |
さくらバス | 30人乗り(うち座席 15名分) |
※ 学校割引で料金はどちらも同じ |
授業例
概要
学校から校外学習先までの行き方のプランを考える教材で,数学的判断力の育成を目指し,小学校4年生に対して授業を行った。その結果をプロセス能力の水準を視点に分析したところ,問題に対して自分なりの価値観をもって判断し,与えられた問題を解決する児童がいたことが確認された。一方,根拠をもって自分の考えの妥当性を述べること,また,他者の別のアプローチによる判断結果と自身の判断結果を対比して評価することに関する課題が明らかになった。
教材について
この教材は,児童の在籍校である汐入東小学校から,伝統技術展の会場であるスポーツセンターまでの行き方のプランを下級生のために立てるものである。児童は7月に実際に「伝統技術展」へ行っており,自身の経験を活かせる本題材は,児童にとって取り組みやすい題材である。
プランを作成するには,人数,時間,時刻を考慮して,自身の価値観をもとに,交通手段を選ぶ必要がある。また,「先生に伝える」という設定により,自分の作成したルートプランに合うキャッチフレーズを付け,説明する。その際には,キャッチフレーズとの整合性を評価することになる。