宅配ピザのパッケージの保温効果を調べ,温かいピザを届けることができる配達地域を決める。スターターキットもご活用ください。
学習の流れ
教材の概要
宅配ピザという設定で,生徒たちが,より長い時間ピザを冷まさないようにする方法とそうすることの意義を探る。ピザのパッケージを選び,ピザが冷めるまでの温度の変化を測定する。グラフモデルをピザの冷却に当てはめ,ピザが冷たくなって食べられなくなるまでの妥当な最長移動時間を計算するなどして,ピザが冷めるまでにどのくらいの時間がかかるのか,その時間内でどのくらい遠くまで届けられるのか,梱包の仕方によってどのような差が生じるのかなどについて調べる。
数学的判断力
ピザが冷めるまでの温度の変化を測定した結果を冷却曲線に当てはめたり,冷めるまでの時間と移動距離とを関連づけたりする(数学的モデル化)。ピザが冷たくなって食べられなくなるまでの妥当な最長移動時間を見積もる(数学的モデルを解釈する)。
数学的内容
<数と代数> | 一次方程式,グラフ化 |
<統計> | 測定したデータの処理,データの分析,解釈と評価 |
ICTの活用状況
・動画―有
①ピザの温度を測定する実験のビデオ
②ピザをおいしく食べられる温度を調べる実験のビデオ
Power Point:冷めたピザが届けられるというストーリーを見せて,ピザショップのオーナーがピザを温かいまま届けるためにはどうすればよいかを問題提起する。ソフト―有,Equatorというグラフをかくソフト。
コメント
- Lesson4までで構成されている。
- 宅配ピザという設定で生徒たちに親しまれやすく, 問題を解決する必要性も感じられる教材である。
- 数学的モデル化を重視している教材である。
(本田千春・東京学芸大学附属国際中等教育学校)
ダウンロード
実際にソフトウェアをダウンロード (Only in Japan) してご利用頂けます。
▼ パッケージのご利用方法
ダウンロードしたZIPファイルを選択し右クリック。
「すべて展開」で解凍後,フォルダ内にある「start.htm」をダブルクリックで起動してください。
授業で使用した場合は,感想をお聞かせください。