13.利用可能な水の量

中近東および北アフリカの国々へ水資源を提供する任務を負った国際支援機関の立場で,水の提供の必要性に関わる指標をつくり,各国における水の利用量を決める。

学習の流れ

教材の概要

 生徒たちは,中近東および北アフリカの国々へ水資源を提供する任務を負った国際支援機関(WWRB)の事務官を演じる。彼らは 各国における水の利用可能量を公平に比較し,どの国がいちばん水を必要としているのかを決めるための手段を検討する。当該地域における水の重要性を説明する文書を詳細に調査し,関連データを収集する。

数学的判断力

 人口,面積,雨などで得られる水の量のデータから,どの国に最も援助が必要か判断する。規模の異なる国の間で公平な比較を行うために指数・指標を作成する。関連データを収集し,自分に割り当てられた国に最も多くの水が必要であることを主張する。他のグループの主張を理解する。

数学的内容

<数と代数> 比・割合
<統計> 指数・指標を作成する。指数・指標から判断する。関連データを収集・分析する。

ICTの活用状況

・動画―有
 WWRBの目標や援助を求めている国の説明,生徒にWWRBの一員として学習していくことを把握させるためのビデオ。
・ソフト―有
 エクセルにデータが入っていて計算をしたりグラフを作成したりする。

コメント

  • Lesson4までで構成されている。
  • 解決の必要性が感じられる状況設定である。
  • データをもとに根拠を明らかにしながら主張することを大切にしている。
  • 自分の主張を新聞やポスターの形で発表し,互いに評価をしあうことを大切にしている。
  • 総合的な学習に向いている教材である。

(本田千春・東京学芸大学附属国際中等教育学校)

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